こんにちは!入間市を中心に活動する入間不動産情報館です。
本日は「家を買う理由とは?住宅市場動向調査から読み解く」というテーマについてご説明いたします。
先日、国土交通省は「平成30年度住宅市場動向調査」を発表しました。
この調査は、住み替え・建て替え前後の住宅や、その住居に居住する世帯の状況及び住宅取得に係る資金調達の状況等について把握し、今後の住宅政策の企画立案の基礎資料とすることを目的として、毎年実施しているものです。
平成13年度より実施されており、平成30年度の調査は18回目にあたります。
◆住宅の選択理由は?
注文住宅取得世帯では、「信頼できる住宅メーカーだったから」が 最も多い。
分譲戸建住宅取得世帯では、「一戸建てだから/マンションだったから」が最も多い。
分譲マンション、中古マンション取得世帯では、「住宅の立地環境が良かったから」が最も多い。
中古戸建住宅、民間賃貸住宅入居世帯では、「価格/家賃が適切だったから」が最も多い。
◆新築か中古かの選択理由
注文住宅、分譲戸建住宅、分譲マンション取得世帯が既存(中古)住宅を選ばなかった理由は、「新築の方が気持ち良いから」が最も多い。
他方、中古戸建住宅、中古マンション取得世帯が既存(中古)住宅を選んだ理由は、「予算的にみて既存(中古)住宅が手頃だったから」が最も多く、次いで、「新築住宅にこだわらなかった」が続く。
◆住宅を購入するきっかけ(中古物件)
中古戸建の購入者は、世帯人数が3人または4人の方が全体の60%超という結果となりました。
結婚・出産により手狭になった、ということが住宅購入の起因になっていることが推測されます。
一方で中古マンションの購入者では、最多が世帯人数2人となっています。
中古マンションの場合には、結婚を機に、賃貸から住宅購入へという流れが多いのではないかと思います。
◆住宅取得時に影響を受けたこと
三大都市圏で、住宅取得時に影響を受けたことの1位は、「金利動向」となりました。
近時の史上まれにみる低金利が、住宅購入を後押ししているようです。
その他、通勤時間をみてみると、中古マンションを取得した世帯および民間賃貸住宅に入居した世帯では減少しているが、注文住宅、分譲戸建住宅、分譲マンション、中古戸建住宅を取得した世帯では増加しています。
これは、駅近物件は高額になりやすいので、多少駅から離れていても理想の新築が欲しいという傾向でしょうか。
世帯年収(税込み)は分譲マンションが最も高く、平均で 840 万円。次いで注文住宅(三大都市圏)が平均 779 万円。民間賃貸住宅が最も低く、平均 508 万円。
いかがでしたでしょうか。
実際には、お住まい購入のきっかけや決断の要因は様々かと思いますが、大まかな市場動向もぜひご参考にください。
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